指標の魔力

GDPは超メジャーな経済指標ですが、

元々は100年ほど前のアメリカで、

世界恐慌でおかしくなっていく社会・経済の状況を

全体として把握するという目的のために開発されてたものだそうです。

つまり「測りたい問題が先」にあった上で、「測るための指標が後」だということです。

思想家の山口周さんは、今となってはこれが逆転し、

「指標が先」、「問題が後」になっていると指摘されています。

確かに、「GDPの成長率がXX%で、問題だ。」となっています。

大学受験時代の偏差値から始まって、営業利益率に株価、などなど、

気が付くと、すべて「指標が先、測りたい問題が後」になっていたと反省しきりです。

何をしたいがための指標なのかいろいろ見なおしてみると面白そうです。

水道理論の終わり

人間が「意味」をエネルギーに生きている動物だとすると、

多くの人が物質的に満足している現代において、

ビジネスの目的を物質的なモノに求めること自体が、

無理筋なストーリーなのかもしれません。

松下幸之助さんが創業にあたり示した「水道理論」、

‐ 生産者の使命は貴重なる生活物資を、水道の水のごとく無尽蔵たらしめることである。 ‐

は、少なくとも日本においてはその役割を終えたのだと思います。

だからゆえに、「我々の事業の意味は何なのか?」という

ビジョンがますます重要性になっているのだと思います。

オフィスのチカラ

1年に及ぶテレワークが続くなか、

オフィスの目的が見直されています。

そんな中、コロナ禍のなかで悪戦苦闘している

中小企業の社長さんがおっしゃっていたことに強く共感しました。

オフィスの目的は2つで、

一つは新規事業を含めた未来の事業の為のディスカッションの場。

予定調和でない意見を取り入れるには対面でコミュニケーションできる空間が必要。

もう一つは、キャリア面談など会社と社員との関係値を高める場所として必要。

というものです。

コロナが落ち着いたのちは、何を生産するかによって

切り替えられるといいですね。

小学生のクラファン

娘が小学校から持って帰ってきたプリントに、

「僕たち6年1組はクラウドファンディングを始めました。」とありました。

読んでみると、総合学習のテーマを社会貢献とし、

「全国の7人に1人が陥っている相対的貧困の同世代の人を救う」ことを

企画しており、その資金を募るとのこと。

自分が小学生の頃は思いもしなかった思考発想をするのだなと、

驚き、また、時代は変わっていくだろうと嬉しく思いました。

プリントに合ったURLはこちらです。

https://camp-fire.jp/projects/view/341579?list=search_result_projects_popular

1日6分!?

一昨日(2月1日)、昨日(2月2日)は、首都圏では

私立中学の受験日です。

私は田舎育ちの為、中学受験のことは全く知りませんでしたが、

子供が小5にもなると、いろいろと知識は増えてきます。

子供の将来に対する不安から、

少しでもできることを、、というのは親心ですが、

10-12歳ぐらいの子供に、一日何時間も勉強を強いるのは、

しかもパターン化された記憶重視の学習を強いるのは、

いささか気が引けます。

ちなみに、日本の社会人の勉強時間平均は6分/日というデータもあるそうです。

自戒の念を込めて、率先垂範していかないとなぁー。

音ハメ

友人と雑談していた中で教えてもらった映画

「Baby Driver」。

犯罪組織の“逃がし屋”として活躍する若きドライバーのお話なのですが、

とにかく音楽に合わせて映像を作っているようでのりがいいです。

こちらで、映画冒頭のド迫力のカーチェイスが見れます。

音楽と映像がばっちりはまっていてというか、

音楽に映像がはめ込まれたアクションでテンション上げられます。

ミーディング疲れで、リフレッシュしたい方

5分の隙間時間ができましたら、

お楽しみください!

延長戦

週末、ぼやっとしてましたら

緊急事態宣言は1か月の延長とのこと。

宣言を出す出さないは、ドラマチックに報道されていましたが、

延長はぬるっと決まったようです。

かつ、世論調査で9割合意というからすごいです。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODE292CW0Z20C21A1000000/

想定されていたこととはいえ、

改めて宣言されると、「おー、またあと1か月かぁ」と

少しへこんでしまいましたが、粛々と進むしかなさそうです。

本田宗一郎さんの教え

経営の資源というと、ヒト、モノ、カネ、情報、と言われていますが、

経営の天才とされた本田宗一郎さんは、時間を大切な経営資源と

捉えていたようです。

曰く、

「我々の工場で大切なものは材料であり、機械であるという。

 最も大切なものはアイディアであり、

 アイディアから生まれるものは時間でなければならない。

 時間というのは二度と来ない我々の尊い材料である。」

「私が大切にしているのは時間である。

 研究所を端的に言うと時間をかせぐところといっても過言ではない。

 どんな優秀な製品ができてもそれが他より後で合ったら研究した価値が無い。」

などなど、時間の重要性に関し繰り返し論じています。

時間はビジネス上の制限ではなく、資源ととらえるとは唸らされます。

給料袋

お給料が、PayPayやLineペイで支払われることも可能になりました。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODF266MB0W1A120C2000000

キャッシュレス化の動きが、ついに家庭の最上流まで来たことになります。

もう、30年以上前の話ですが給料が現金手渡しだったころ、

お札が入った給料袋をもって帰る日のお父さんは、ちょっと威厳がありました。

それが振込になって、世のお父さんは月に一度のハレの日をなくしたわけですが、

今度は、ペイペイって、、、。

月に一度の奥様からの「ご苦労様でした。」が

スマホのからあの声での「ペイペイ!!」に変わることになります。

なんだが、有難い感が1/10ぐらいになりそうです。

見ている世界が違う

慶応義塾大学教授の渡辺靖氏によると、

現在のアメリカの民主党支持者と共和党支持者では、

そもそも見えている世界が違う(問題意識が違う)そうです。

民主党支持者にとっては世界の課題は、

コロナであり、気候であり、BLMであるのに対し、

共和党支持者にとっては、

テロであり、中国であり、イラン、だそうです。

同じアメリカの民主党支持者の方が、

「なんであいつらがトランプを選ぶのか分からん!」というのも頷けます。

この「見てる世界が違う」問題は、アメリカ政治にかかわらず、

日常の会社でも夫婦でも友人関係でも起きているように思います。

この交わらない2つの世界を結ぶのは、

相手の世界に対する想像力だそうです。 私の苦手分野ですが、精いっぱいの想像力を働かせてみたいと思います。