反ESGがESGを鍛える

フロリダ州で反ESG法成立とのニュースがありました。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN02BVY0S3A500C2000000/

米国共和党の一部では、以前より「社会正義に目覚めた資本主義 (Woke Capitalism)」として、現在の「ESGが一番大切」という考え方や実際に行われている企業のESG活動が「見せかけ」であることに批判がありました。

大きな波が起こると必ずその揺り返しが起きるものですが、早い段階から大きな声で反論が出てくる社会は流石だなと思います。

鋭い反論によって鍛えられてこそ、ESGも本物になっていくのだと信じています。

電動キックボード

電動キックボードのLuupが資金調達をしたというニュースがありました。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC13B9F0T10C22A4000000/

私が活用しているオフィスも桜木町駅から1.3㎞と少し距離があるため少しきになって使ってみました。

QRコードを読み込んで、戻し場所を登録してすんなり乗車、そして目的地まで行けました。

目的のビルの隣のビルに戻し場所があったこと、お天気がさわやかだったこともあり快適な移動でした。

が、荷物が多い時、お天気が雨の時、寒いとき、複数名で一緒に移動したいとき、、、

などの条件が入ると途端に使い勝手が悪くなりそうです。

ライドシェアの法規制がなくなり広まることが、ちょっとした移動を便利にしてくれる近道だと思いました。

成熟した組織の進み方

自分の母親などを見ていても思うのですが、

歳をとると急激な環境の変化が良くない影響をもたらすことがあります。

もしも日本や日本の大企業がすでに若者から大人へ、

そして成熟した高齢者に向かっているのであれば、

急激で分かりやすい変化ではなく、

ゆっくりとでも後戻りなく確実に変化していくことのほうが

戦略として重要なのかなと思います。

一番よくないのは、ころころとやり方が変わることで、

体調を壊してしまいます。

AIとの共生

AIによって言葉が無限に生成されると言葉の価値が下落すると思います。

裏返すと「言葉にならないこと」の価値が上がるのだと思います。

複雑な感情が理解できるとか、直感が冴えているとかそういうことかなと、考えていたら、

デザイナーの秋田道夫氏のツイートが飛び込んできました。

まさにそうかも。。。

――

周りは仕事ができるかどうかなんて気にしている人はほとんどいない。

愛想が良くて良く気がついて時々お土産をくれる人が好きなんです。

少し深い話をしてみる

ある研究によると

「人は自分の人生に対する他人の関心を一貫して過小評価し、その誤解が会話を浅いものにしている」そうです。

ちょっと周りくどい言い方ですが、要は

「どうせ私の深く考えていることか好きなこととか、興味ないでしょ」

「そんな話したら、気まずい空気になるでしょ」

というのは誤解だということです。

そして、この研究では、自分の関心事を共有したほうが、より有意義な会話が行えるといっています。

ちょっと勇気を出して、突っ込んだ話をすることは、実は相手もウェルカムだということのようです。

チャレンジしてみたいものです。

研究論文について:(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34591541/

リバースメンター制度

元気に働ける年齢が上がって、多くの世代が一緒に働くようになってきています。

5つの世代が一緒に働くようになっていると言われ、その為の研究も盛んです。

いろんな研究のなかで面白い取り組みだなと思ったのが、「リバースメンター制度」の導入です。

これは、年下の社員が自分より年上の社員のメンターとなる取り組みのことで、上級幹部やマネジャーがソーシャルメディア、コラボレーション(若い人ほどチームでの協働が得意な傾向にある)、ワークライフバランス、トラブルシューティング関連のテクノロジーの問題などについて知識を深める一助となるそうです。

私は先日、Z世代にあたる姪っ子と食事をして色々なことを教えてもらったため、この取り組みの効果が腹落ちしました。

しばらく、甥っ子姪っ子をメンターとして接してみようと思います。

慢性デフレスパイラル

おはようございます。

本日もよろしくお願いいたします。

「物価とは何か」「世界インフレの謎」などの著者である渡辺努教授(東京大学大学院経済研究科)によると、日本では慢性デフレスパイラルが起きているそうです。

①生計費は前年と変わらない

②賃上げなしでも生活維持が可能

③価格転嫁の必要なし

④価格を据え置き

 ⇒①~④を繰り返す、、、

このスパイラルは、直感的に理解しやすく現実に起きていると思います。

そして、このスパイラルから抜け出したい若い方々が、「出稼ぎ」として海外で仕事をするために出かけていくようになっています。

行動力のある方々がどんどん外に出ていくことで、流石に日本の労働市場の逼迫し、「慢性デフレスパイラル」が崩壊するかもしれません。

そのタイミングでやってくる急激なインフレに耐えられるような対策が、企業も個人も必要ですね。

マニュアルと日記

欧米のマニュアルのルーツは、古くは古代ローマから始まり、「異民族を植民地支配支配のための官製マニュアル」にあるそうです。

時代が下り、英国の植民地政策や米国の移民国家運営も同様に体系化、標準化の機能を重視したマニュアルが整備されました。

一方で、日本のマニュアルの系譜は、「日記」だそうです。

平安貴族たちは、政務を実行するために、故実・先例・史実を「日記」を暗記したそうです。

日記が、「儀式および政務を運営するためのメモおよびマニュアルだった。」そうです。

(松薗斉「日記の家⁻中世国家の記録組織⁻」)

そういわれると、日本の経営マニュアルのバイブルともなっている、松下幸之助さんの「経営心得帖」、「商売心得帖」なども日記調です。

日本人のルーツをもちながらも、多様化した現代で効率を上げるには、それぞれを目的によって使いこなしていく技術が求められますね。

マニュアル業界のウーバーが生まれるか?

「移動するためにどのような道をどのように運転すべきか?」を解決するAIが出てきて、私たちの日々の移動やタクシーの配車業務は格段に変わりました。

日本でのGOタクシーは、タクシー会社の配車業務そのものを変革しましたし、ウーバーは、タクシー業界そのものを変えました。(5年前、米国のプロのタクシー運転手は、20万人だったが、現在は、ウーバーの運転手だけでも350万人)

ChatGTPは、「どのように情報を整理すると(文章を書くと)伝わりやすいか?」を解決してくれるAIと言えます。

現在は、Google Mapが出てきた時のように、「道に迷わなくて便利」というレベルで利用されていますが、おそらく、すぐに、ChatGTPを利用た、文書界のウーバーが出てくるのだと思います。

マニュアルの目的、企画構成、そして現場業務の取材記録を読み込ませることでマニュアルを生成してくれるサービスも期待されます。

新しい可能性がどんどん広がってきます。