ガンダム

昭和48年生まれの私にとって忘れられないアニメが「機動戦士ガンダム」です。

それまでの宇宙物、ロボットものとは一線を画す世界観とカッコよさで、

夢中になりました。

そのガンダムがNetflixで実写化されるとのこと。

楽しみで仕方ありません。

そういえば、生まれて初めて見に行った映画は、

1982年公開の「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙(そら)編」だったなー。

風評被害

福島第1原発の汚染水浄化後の処理水に関し海洋放出が決定したことを受け、

国際環境経済研究所の竹内純子さんが以下のようにコメントされていました。

「・・・本件についてメディアは、「風評被害を懸念する声」を伝えますが、

本来であれば、「それは風評であり、事実は〇〇」とつたえるべき。・・」

確かになと思いました。

事実ではなく、空気を報道することで雰囲気を作ってき、

その空気に支配されていくというのは、私たちの周りでよくあることです。

このことを『「空気」の研究』の著者 山本七平氏は、

「したがって各人はそれらの物神*¹によりあらゆる方向から逆に支配され、

 その支配の網の目の中で、金縛り状態になっているといってよい。」

と言っています。

 *¹ 物神とは、空気を象徴する具体手な物質で、

   ここでは、処理水やトリチウムがそれにあたると思います。

「これはあくまでも噂ですが、、、」といって、

特定の噂を広げるような陰湿なコミュニケーションは避けたいものです。

コインの裏返し

優れた戦略の定義というのはなかなか難しいものですが、

ダメな戦略というのはたくさん事例があります。

(いつでも外野からものをいうのは簡単です・・・)

その代表が、「コインの裏返しを戦略にしない」というのがあります。

『わが社の課題は、営業利益率が低いことが課題だ。

だから営業利益率を改善させる。』

 これは、単純にコインの裏返しです。

『営業利益率が悪い原因は、原価が高いからだ。

その中でもA原料の価格が他より高いので仕入れを下げる。

また、単価を上げるにサービスを強化する。』

などなど、詳しく細分化はされていますが、

どれもコインの裏返しになっています。

このコインの裏返しが悪いところは、「誰でも」思いつくことなので

結果とてし競争優位にならないということだそうです。

これを避けるためには、問題現象の分析をいったん離れて

仮説の設定に入ると良いといわれています。

上記の例でいえば、「顧客の数で売り上げをあげることに意識がいき、

“顧客の質”の低下を招いているのでは。」と仮説を立て、

「取引顧客数を半減させる」といった戦略を出すことになります。

こういった戦略はコインの裏返しではないので理解されづらいため、

遂行には強いリーダーシップも必要になります。

組織のソフトとハード

組織の変革には2つのアプローチがあって、

それぞれが有機的に機能することで成果(人の行動の変容)につながるそうです。

1つが、組織構造の変革で部署構成や要員を変更することです。

もう一つが、組織運営の仕組みを変えることです。

前者はパソコンのハード、後者はOSやアプリととらえると分かりやすいです。

前者は、組織論としていろいろと確立された世界がありますが、

後者はこれからの分野のように思いますし、業務マニュアルが担う部分も

大きいかなと思っています。

後者の組織システムは、3つのメインシステムとそれぞれのサブシステムからなります。

「組織という有機体」のデザイン ダイヤモンド社 より

このフレームをベースに業務マニュアルを考えてみると、

各システムに対して何をルール化するとよいかが見えてくるなと思っています。

校則

「体育で肌着禁止」見直しを スポーツ庁、全国教委に というニュースを見ました。

ちょうど、1週間ぐらい前でしたが、

川崎市議会で取り上げられていたということがきっかけで、

うちの娘の小学校でも同様のルールだと知りました。

「えーっ!!」っとびっくりしたのですが、

親としてそれまで知らなかったことにショックも受けました。

かつては、ブルマーからはじまり、持ち物検査や、服装チェック、靴下は白、、、

モヤモヤしながらも、合理的な理由が見当たらないものを信じることが、

小さなころからトレーニングされていることを変えていかないとなと思いました。

はなむけの言葉

入学式がボチボチとはじまり、

袴姿の女学生さんも目にしました。

「コロナ禍の新入生たちへ」として著名人がはなむけの言葉を送っている中で、

お笑いタレントのの千原ジュニアさんがこんなことをおっしゃっていました。

“僕はひねくれているので、「座右の銘を教えてください」と言われると、

言葉で答えるのが嫌だなって思うんです。

だから、「!」と「?」と、書くようにしています。

これは「発見」と「疑い」ということですね。

溢れかえる情報を鵜呑みにせずに、まずは疑ってみて、

そのなかでいかに真実を見つけ出すか。

たくさんの大人たちが、いろんなことを言ってくると思います。

それらにすべて「?」を浮かべて、

楽しくて笑えるストーリーを作っていただきたい。“

素敵なはなむけの言葉だなと思いました。

暗黙知

暗黙知や組織知についての研究をされている大学の先生とお話しする機会があり、

日本的組織の暗黙知についてその根底に「躾(しつけ)」の文化があるとのお話がありました。

なんでも、「しつけ」の語源は、「しつづける」ことだそうで、

決まったことをやり続けることが、「型」になり、その「型」に暗黙知が宿るそうです。

例えば、能や狂言のような伝統文芸はその「型」を徹底的に守ることから、

そのなかに暗黙知としての「技」が生まれるそうです。

なんだか、分かったような分からないような話ですが、

言葉にされたモノ(マニュアル)が無ければスタートしないが、それだけではダメだということは、

分かったように思いました。

アカデミー賞

今年のアカデミー賞にNetflixが35部門、アマゾンが12部門

ノミネートされたそうです。

https://jp.techcrunch.com/2021/03/16/2021-03-15-netflix-mank-oscar-nominations/

莫大な数のサブスクリプション契約で、

作品にかけられる資金が潤沢ということもあるのでしょうが、

作りたいものを作るのではなく、徹底してデーターを分析し、

視聴者にヒットする作品を作るというアプローチも効いてきているのだと思います。

ところで、私は両方の愛用者のつもりですが、ノミネート作品を

どれ一つも見ていません・・・。

彼らのマーケティングからずれているのでしょうか?!

大株主

NTTの社長が国会で答弁し、

「国会議員と会食の機会が日常的にあると認める一方、業務上の依頼行為は否定した。」

そうです。

上場企業の役員が会社のお金で日常的に会食をして、世間話しかしてこなかったのであれば、

今度は株主に怒られるだろうに大丈夫なのか??と心配しましたが、 大株主が政府でしたの杞憂でした。。

ニュースの見出し

『“アナフィラキシー”新たに8人 男性も初』というネットニュースのタイトルが

昨日ネットに溢れました。

https://www.news24.jp/articles/2021/03/10/07837448.html

ニュースのタイトルや文章は、何処をどのように切り取るかが本当に

難しいなと思います。

このニュースのタイトル以外の事実は以下です。

・ワクチン接種によるアナフィラキシーが疑われる症状は、14万人中 25人

・全員が回復している

・アナフィラキシーの国内の基準と海外の基準は違っていそう

特に安全に関する議論する際に、日本では絶対数を重要視し、

割合をあまり重要視しない傾向があるように思います。

これは、問題を「私の安全」「あなたの安全」でとらえており、

身近なものとしているという良い点もありますが、

客観性を欠いてしまうデメリットもあります。

一番怖いのは、このような数字のとらえ方やそれによる世間の反応を見て、

厚生労働省に情報を出したくないインセンティブが働くことかなと思います。