野中郁次郎氏の名著、『失敗の本質』では、
以下のことを失敗の要因として挙げています。
・目的が不明瞭
・異端・偶然の排除
・事実を直視しない
3月は、働く人の師走になります。
気忙しい中ではありますが1年の締めに、
何を目的にやってきて、
何が出来て出来なかったのか
振り返る時間を作ってみたいなと思います。
延長戦
首都圏の緊急事態宣言、2週間の延長になりそうですね。
感染者数の下げ止まりは確かにありますが、
その原因は60歳以上の感染者が増えていることにあるように見えます。
しかもこれが、家庭内感染ではなく、
局地的な高齢者施設での感染であれば、
飲食、学校、会社に対する規制だけでは、
これ以上の削減は厳しそうです。
高齢者施設なども、すでに家族との面会も制限するなど、
かなりのことを行っていると思います。
2週間後に改善する何か良い手立てはあるのかなぁと
考え込んでしまいます。
副業
第一生命、カシオ、小松、カルビーと2月に入ってからだけでも、
多くの有力企業が副業を認めています。
個別の事情は様々あるようですが、
背景には終身雇用と年功序列が限界にきていることは確かです。
企業側がこのように慣習の見直しを進めているのですから、
雇われる側も、価値観や慣習を変える時なのでしょう。
色々な考え方の変化はあるのでしょうが、これからの重要な変化として
仕事を手段（生活などの）ととらえることから、
仕事がそのまま目的（楽しいこと）になることなのだといわれています。
私もまだまだその完全にその境地に至っていませんが、
仕事＝学びの場＝楽しいこと、となるといいですよね。
デミング博士
デミング賞のデミング博士が晩年に、
「上司と部下の関係は、教師と生徒の関係と同じだ。」とし、
その為に、
「上司を喜ばせるばかりで、顧客に役立つシステム改善には失敗する。」と
語られています。
教師が目標を設定し、生徒はその目標に応える。
教師は答えをもっており、生徒はその答えを得ようとする。
生徒はうまくできたかどうかを、教師の評価・評点によって理解する。
確かに、これを会社に当てはめると、上司は相当なスーパーマンで
あることが期待されますし、変化の激しい時代にはとても弱い組織になりそうです。
現在、学校教育も答えを与える教育からの変革を試みているようですが、
まずは会社の側が変わらないといけないのだろうと思います。
そして、ここからは、やや我田引水ですが・・・
その会社の側が変わるためには、
目的の視点で体系化された業務知識体系（BOK要素をもったマニュアル）が、
重要になってくると思っています。
女性初・・
経団連の副会長に南波智子さん（DeNA会長）が選任されました。
今回の東京オリンピックの組織委員会の件が、
影響しているのかなと勘ぐってしまいますが、
良いことだと思います。
「女性初の〇〇」とう見出しには、いちいち「女性初を」つけなくてもいいのではと
思うときもあったのですが、
裏返すと、それまではそのポジションに女性がいなかったということ
なので、一回一回確認していく意味でも良いかなと思い始めています。
そして、すこしでも早く「女性初の、、」がなくなるとよいなと思っています。
自動車から都市
トヨタ自動車がつくる実験都市「Woven City」の建設が
スタートしました。
自動車を作る会社から自動車もつかって生活を豊かにする会社に
なるために、ここまで大掛かりな実験ができるところがすごいなと思います。
1週間ぐらいのショートステイプランがあれば、是非行ってみたいです。
東京五輪
全豪オープンでの大阪なおみ選手の活躍は素晴らしかったですね。
スポーツの素晴らしさ、世界大会の素晴らしさを改めて感じました。
そうなると、気になってくるのが東京2020の開催可否です。
Newspiksの特集記事にあった
「オリンピック開催のパターンとお金の関係」の表が以下です。
これによると、IOCはどのパターンでも無傷で、
ダメージがあるのは、日本側ということになります。
ということは、IOCとしては決定権はもっていながらも、
かなりの程度で日本側の意向を重視することになると思います。
（日本はIOCのお得意様でもあるので）
ネガティブなニュースが多い東京五輪ですが、
無観客での実施ができるとよいなと思います。
車をポチっと
テスラモーターズの「モデル３」が
日本で最大156万円の値下げとなりました。
廉価モデルが、511万円から429万円になったということです。
ベンツのCクラスが、489万円からですので、
車にお金をかけられる層（かけたい層）には現実的な値段になってきています。
動く蓄電池が日本にもやってくるのでしょうか。
気になってテスラのHPを改めて見てみましたが、
（買いたいではなく、単に興味で、、）
5回クリックしたらカードで車が買えるようになっており、
この体験価値もすごいなと思いました。
まだまだ先に
新規の感染者は、大きく減ってきており、
また、それに伴い重傷者数も600人台になってきましたが、
今週の「緊急事態」の解除は見送りだそうです。
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20210217-OYT1T50031/
病床利用率がまだ問題とのこと。
国民側としては、頑張って感染抑えているという認識が強い分、
理由が病床率と言われると、反発も大きくなりそうです。
この1-2週間は、難しい判断を迫られそうです。
受難五輪
五輪メイン会場デザインの白紙撤回。
エンブレムの変更。
コロナウィルスによる延期。
ついに組織委員会委員長の交代と、受難五輪となってしまいました。
組織委員会委員長の仕事という渦中の栗はもう煮えたぎって、
はじけまくっている状態ですが、
誰が拾われても大変な仕事ですので、静かに応援したいと思います。
大会のあらゆる実務、対策を、
競技ごとの国際団体や206か国のオリンピック統括団体、参加国政府
スポンサー、などなどのステークホルダーと協議しながら確定していくという
気が遠くなるよう仕事です。
https://gtimg.tokyo2020.org/image/upload/production/juspyqo2tthuggmnwxio.pdf