デミング賞のデミング博士が晩年に、
「上司と部下の関係は、教師と生徒の関係と同じだ。」とし、
その為に、
「上司を喜ばせるばかりで、顧客に役立つシステム改善には失敗する。」と
語られています。
教師が目標を設定し、生徒はその目標に応える。
教師は答えをもっており、生徒はその答えを得ようとする。
生徒はうまくできたかどうかを、教師の評価・評点によって理解する。
確かに、これを会社に当てはめると、上司は相当なスーパーマンで
あることが期待されますし、変化の激しい時代にはとても弱い組織になりそうです。
現在、学校教育も答えを与える教育からの変革を試みているようですが、
まずは会社の側が変わらないといけないのだろうと思います。
そして、ここからは、やや我田引水ですが・・・
その会社の側が変わるためには、
目的の視点で体系化された業務知識体系(BOK要素をもったマニュアル)が、
重要になってくると思っています。