組織が最小の労力で勝つためには、差別化が必要です。
一方で、みんなが「これはイイね」とならないとやはり商売は難しいです。
そうすると、みんなが「イイね」と思うものはすぐに浸透するので、差別化が困難になります。
この矛盾にモヤモヤしていたのですが、『「バカな」と「なるほど」』吉原英樹 神戸大学名誉教授 を読んで相当にすっきりとしました。
「バカな」ははたから見たら突拍子もないこと、おかしなこと。
「なるほど」はそれをしっかりと聞いてみると合理的なこと。
「合理的でかつ差別的戦略」、と言われると難しいのですが、「びっくりするようなプランだけとよく聞くと合理的」 というのは、実現できそうな気がしてきます。
この本は、1988年に発刊され絶版となっていたものが、2014年に復刊した本だそうです。