個人管理ではなくチーム管理へ

テレワークが進む中、従業員の勤務状況を把握しようと(サボっていないか監視しようと)各企業から「生産性」測定アプリが売り出されています。

これらは、従業員を名前で特定して、どの様に時間を費やしているのか、キーストロークを記録したり、メッセージをカウントしたり、スクリーンを再コード化したりします。

ただし、これらの大量の情報が業務の改善に向かうことは稀だそうです。

(明らかにサボっている人を摘発することはできるでしょうが。。)

その理由は、「問い」が個人に向いているからです。

・鈴木君が電話に費やした時間は何分か。
・佐藤さんが席を外していた時間はどれくらいか、および何回か。
・秋山さんの今日のキーストローク数は、昼食前と昼食後でそれぞれ何回か。

重要なのは、チームとしての生産性に「問い」を向けることだと思います。

・非効率なプロセス設計が原因で、チームは同じ仕事を複数の方法で行っていないだろうか。
・サービスを向上させるために、チームはどの部分で訓練を必要としているのか。

・チームは協働と問題解決のための適切なツールを備えているのか。

顔が見えなくなると、どうしても個人を追いたくなりますが、

仕事はチームで行っている限り、問いかける先をずらしてはいけないのだと思います。

shin
ドキュメント、マニュアルの制作運用を経営視点からサポートします。

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