Start Small の落とし穴

「クイックスタートでいこう」とか「とにかくラピッド・プロトタイプをつくってみて」とか、ビジネスを高速で回していくために小さく始めようという考えがあります。大きな組織でありがちな「石橋をたたいて壊してしまう」弊害を考えるといいことだと思います。

一方で、DXを推進するとして、様々なツールを矢継ぎ早に導入して、全体として何がしたいのか分からなくなっていたり、全体としての最適を損なっていたりという事例を良く見受けます。

Start Small は、Googleの仕事の進め方として広まってきました。しかし、Start Small は、完全体ではありません。正しくは、”Think Big, Start Small” です。志やビジョンはしっかりと大きく持ちそこに向かって小さくスタートしていくことを説いています。

「DX、まずはやってみよう!」はいいことですが、「何のために」「どうありたいか」から考ええていくことがとても重要だと思います。

shin
ドキュメント、マニュアルの制作運用を経営視点からサポートします。

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