対立を理性で乗り越える

教育学者で、麹町中学校の変革などで知られる工藤勇一さんの書籍を読んで、はっとしました。

「日本の学校では、対立を「思いやり」や「愛」といった心の教育で解決しようとする。そうすると対話を通じた合意形成ができなくなる。」というものです。

確かに、「その時の気持ちはどうだったのか?」「その気持ちに対してどうすべきか?」「そこは思いやりの心をもって、、」といった話が多かったと思います。これは、みんなが同じ「思いやり」の価値観や「愛」を持っていればいいのですが、それぞれだとするとどうしてもすっきりしない部分が出てきますし、「空気を察しろよ!」という教育になってくると思いました。

心の教育だけではなく、理性をもった対話を子供のころからトレーニングする必要があるのだと感じます。

shin
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