米国アマゾンで段ボールの廃止

米アマゾンが、梱包問題の改善に乗り出しているそうです。

EC業者では、コンテナやトラックに段ボールを効率的に積み込むために、特定のサイズの段ボールを利用するそうです。その為、大きな段ボール箱に大量の緩衝材と小さな商品という組み合わせに疑問を感じた人は多いと思います。

環境に対する顧客意識が高まる中、ほっておけない問題と判断したアマゾンでは、商品の約11%をアマゾンが追加の包装をしない(Ship in Own Container)状態で配送しているそうです(2023年8月時点)。

業務改善の重要なこととして、「そもそもそれは必要なのか?」を疑ってみることが重要ですが、その典型となりそうです。

アマゾンでは、「そもそも」からスタートし、環境問題、顧客の心理(環境問題への意識や段ボールを捨てる手間)を考慮し、実行を決めました。そして、梱包しないを実行するために、販売メーカーには梱包の改善に報奨金を出すといった対策まで実施し、壮大な実証実験と改善を続けているようです。とても興味深い取り組みだと思います。

個人的には日本でも歓迎したい動きです。どのくらいの時間差で日本での議論になるのかも含めて見守りたいと思います。

shin
ドキュメント、マニュアルの制作運用を経営視点からサポートします。

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