野中郁次郎は、「知識経営のすすめ」のなかで情報の時代と知識の時代を以下のように分けています。
情報の時代
- 有形(ハード)資産が価値の源泉
- 工場(製品)が利益を生み出す
- ホワイトカラーが情報処理
- 階層化・分業、特例的協業
- 定型的業務プロセス
- ホワイトカラーは管理費:人員削減は利益創出
知識の時代
- 無形(知識)資産が価値の源泉
- 人と組織(知)が利益を生み出す
- 知識ワーカーが知識活用・創造
- 多元的組織・チーム、協業が基本
- 非定型的業務、動態的プロセス
- 知識ワーカーは「生産原価」の発想:投資すれば価値創造
組織の戦略を考える上でも、ナレッジマネジメントシステムを構築する上でも、情報と知識の違いを明確に意識するためにする必要があります。